リハビリブログ:新しい入浴用の福祉用具を導入しました☆彡
2021-07-11
老健五十忠リハビリテーション作業療法士の中村です。
うっとうしい梅雨の季節で体調を崩しやすい季節となっています
コロナ禍もあり、皆様、体調管理は十分になさってくださいね。
さて、今回五十忠の浴室に新しい福祉用具が導入されました
導入されたのは、
入浴台(バスボード)、浴槽内いす(バスチェア)、コマ付きシャワーチェア
という名前の福祉用具3種類です
もともと、当施設にも入浴台などは導入されていましたが、
自動で浴槽に入れる機械浴などがあるため、積極的な使用はされていませんでした。
しかし今後、利用者様の在宅復帰を求められる介護老人保健施設では、
利用者様の在宅復帰後の安全な入浴のために、福祉用具などの選定や、
使用方法の指導なども求められます
また、福祉用具を使用することにより、利用者様の能力を活かしながら
安全に入浴していただくことが出来ます。
入浴動作の中には、脱衣所での着脱衣、洗い場への移動、洗体、
浴槽への乗り移り、浴槽内での立ち座りなど、滑りやすい環境で行う複合的な動作になります
どの動作を効率的に安全に行うか、あるいは、介助者の負担を軽減するか、を明確にして
選定することが大切になります
今回の福祉用具導入については、当施設の介護スタッフリーダーからの提案でした。
また導入に加え 『入浴介助マニュアル』 (案)も作成されました!
そのマニュアルのクオリティーの高さ
リハビリ職は、何冊かの福祉用具の教科書は必ず持っていますが、
このマニュアルほど分かりやすく、動きまでも再現して作られているマニュアルは
教科書でも見たことがなく、本当に素晴らしいマニュアルで、思わずコピーさせて頂きました(^^♪
介護スタッフの皆さんが毎日のケアのことを大切に思われていることを実感しました
新しい福祉用具と『入浴マニュアル』で、新しい入浴方法の提案やリハビリを開始していきます。
利用者様の残存機能を使いながら、より安全で、また より安心な入浴を行って頂けるように頑張ります(*^_^*)
リハビリブログ:介護予防推進リーダー資格取得しました!
2021-06-25
はじめまして。介護老人保健施設 五十忠リハビリテーション科理学療法士の西山です
こちらの施設に入職してはや一年が経ち、その間に介護予防推進リーダーをとりました。
今回の研修はコロナ禍ということもあり ZOOMでの参加となりました。
今回の研修では介護予防事業や地域づくりについて学びました。
まず介護予防とは、
「要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、
そして要介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと」
と定義されています
介護予防するための取り組みとして介護予防事業や地域づくりがあります。
流れとしては地域ケア会議でそれぞれの方の生活課題を明確にし、目標設定を具体的にします。
次にリハビリ専門職がいる事業所で3ヶ月程度トレーニングし、
その後住民主体の介護予防教室などに行って頂く流れとなっています。
介護予防教室で活動性を維持し、いつまでも住み慣れた地域で自分らしい生活を続けていく、
そんな地域づくりを目指していこうという考えです。
当施設では現在、このリーダー資格を理学療法士2名、作業療法士2名が修得しています。
今後は介護予防教室を、コロナ対策をしながら当施設でも実施し、地域の介護予防に貢献できればと考えています
リハビリブログ:認知症アップデート研修!
2021-06-25
リハビリテーション作業療法士の中村です
まだまだコロナ禍ではありますが、大阪では緊急事態宣言がやっと解除されましたね。
今はまん延防止策に移行していますが、
なかなか普段通りの生活に戻るには時間がかかりそうですね..
コロナ禍ということもあり、リハビリ専門職の作業療法士の勉強会も、
去年から、ほとんどすべてがオンラインという非接触の方法での開催となっています
今回の「認知症アップデート研修」も、オンラインでの勉強会となりました。
この勉強会は、認知症についての知識をアップデートできるように、毎年行われています。
地域・介護・医療のどの領域においても認知症の方に対応できる力をつけるための研修です
様々な分野のリハビリテーション専門職が参加します。
当施設では、私を含む2名の作業療法士というリハビリテーション専門職が、
このアップデート研修を終了し、修了証を頂いています
~認知症とは? (日本ケアフィット共育機構より)~
加齢とともに切り離すことができないのが認知症という病気です。
認知症の最大の原因は加齢であり、認知症は誰にでも起こりうる身近な病気です。
平成29年度高齢者白書によると、2012年は認知症患者数が約469万人、
高齢者人口の15%という割合だったものが
2025年には5人に1人、約20%が認知症になるという推計もあります。
認知症になっても生きやすい社会、認知症の人と共に生き 社会を作ることは、
超高齢社会の現代を生きる私たち一人ひとりにとっても重要なことです。
リハビリ職は、 認知症の人を地域・社会とつなぐ役割となれること が今後求められます。
今後も、積極的に研修会などに参加し、認知症の方への理解を深め、
最善の関わりやケア、その方のQOLの向上が出来るようにしていきたいと考えています