リハビリブログ:認知症予防のためのグループ療法
2021-11-09
リハビリテーション作業療法士の堀内です。
そろそろ生駒山も赤く色付き始め、秋が深まってきましたね
寒さがますます強くなりそうです。お風邪など引かれないようにしてくださいね。
さて、当施設では認知症予防のための「認知症予防グループ療法」を開始しました。
週2回の小グループ療法と週1回の集団体操を組み合わせたものです。
週2回の小グループ療法では、『音読』と『計算遂行』を交互に行っていきます。
立命館大学やくもん学習療法センターなどの研究結果報告では、
“認知症高齢者も遂行することが出来る簡単な計算や音読といった課題の遂行が、
認知機能に影響をもたらし 介入群では明らかな認知症の改善がみられた” との報告を行っています。
これら課題を定期的に行うことで、“認知機能の向上”
また “コミュニケーション能力の改善” 等がみられるということです。
認知機能の向上は、単に記憶の機能を向上させるだけではなく、
日常生活動作の改善にもつながると考えられています。
記憶と生活動作はつながっているんですね(^^)/
10月から本格的に始まったこのグループ療法を
様々な療法も取り入れながら、今後もご利用者様と楽しく続けていけたらと思います(^^)/